しかし、これが「バージョン管理」を行っていると相性が良くない。元もと、ファイル名の変更や、ファイルのコピーをサポートしていない CVS なら、直接的な問題にはならない。しかし、Subversion や Mercurial などの、これらの変更を追うプログラムだと、NetBeans をとおして変更を行うと、これらの履歴が記録されない。
そこで、ファイル名を変更したり、ファイルをコピーする場合には、コマンドラインにて、svn copy FileA.java FileB.java
や hg rename FileC.java FileD.java
の様に、呼び出した方が良い。NetBeans からのバージョン管理は、これらのプログラムからの出力を GUI を用いて表示しているだけなので、何ら問題は無い。また、NetBeans がファイルの出現、消滅を検知してくれるので、こちらの問題もない。
このやり方だと、NetBeans がクラス名などを変更してくれなくなるので、コンパイルは失敗するようになる。しかし、基本的にコンパイルエラーを元に簡単に修正できる。それよりも、履歴を正しく記録できないことの方が、悩みは大きい。
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