awk には、元祖版の awk。そして、それを拡張した nawk。それが GNU に渡り、gawk が主な実装になる。Solaris 等では awk が元祖の物だが、FreeBSD の物は nawk が awk として入っている。

さて、一部の実装には複数の awk スクリプトファイルを渡せるように拡張してある。man gawk には記述されているが、他には明確には記述されていない。そこで実験をしてみた。

簡単なスクリプトを準備。

sun% cat begin.awk 
BEGIN{
  print "BEGIN"
}
sun% cat begin2.awk 
BEGIN{
  print "BEGIN2"
}

nawk と awk で試す。

sun% nawk -f begin.awk -f begin2.awk 
BEGIN
BEGIN2
sun% awk -f begin.awk -f begin2.awk 
BEGIN
^D
sun%

nawk では二つのスクリプトを実行しているが、awk は駄目だった。