FreeBSD 10.0 RELEASE Announced
2014-01-23


FreeBSD 10.0-RELEASE が発表された。10 系の初リリースなので、特にリリースが伸び伸びだった。

あちらこちらで、clang の導入等目立つ部分があれこれと取り上げられているが、結構地味でもあれやこれやと便利な変更が色々と入っている。折角なので、個人的に気になったものを。

まずは、amd64 での最大メモリが 1TB から 4TB に拡張されたこと。こんなに大きいメモリは持ってはいないが、やはり最大値の変更は押さえておきたいところ。

また、ata ドライバは、スピンダウンを実装した。電力節約。

growfs が read-write でマウントされているデバイスを拡張できる様になったそうだ。ただ、growfs があまり上手に拡張できない場合も多かったので、大きな期待は禁。

GNU 関連の置き換えも目立つ。sort、patch、ar、ranlib、cpio や lex 等もある。libarchive による置き換えが多い。精力的に、tar の置き換えを図っていたのは、既に五年も前の事になる。

tar に -S をいう、Sparse File (スパースファイル)、つまり穴空きファイルをサポートするようになった。tar -Z による、compress もサポートだそうだが、圧縮率が悪いので compress 自体最近は使わない。ここまで書いて思ったのだが、なんだかこの辺りの記述は変だ。-Z は昔からサポートされていたし、-S も手元の FreeBSD 8.4 の man tar で確認したら書いてある。もしかしたら、古いページをコピーした残骸かも。

このリリースノートのページには書かれていないが、他にも iconv がベースに入った。入れ換えるのであれば、ports の更新も必要。/usr/ports/Mk ファイルの中にベースシステムを使うように変更されている。iconv を使う物は多いので、システム更新のときはくれぐれも慎重に。

[current/stable]
[FreeBSD]
[ports]

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