FreeBSD で新環境の実験
2014-02-02


コンピュータを使っていると、ソフトウェアの更新がそれなりに必要になる。最長で五年位放っておいた事もあったが、あれこれと動作が怪しい物があった。そこまで引っ張らずとも、一、二年に一度はやっておいた方が良さそうだ。

FreeBSD では ports を更新するなり、package で入れるなり、新しい pkgng を試してみるなり、/usr/local を更新する方法はいくつかある。インストールするだけだったら、単純作業だが、実際に新しく入ったものを使ってみる方が色々と大変だ。

過去には、互換性が無くなってうまく動かなくなったり、起動しなくなったりして困ったこともある。一番厄介なのは、設定などの書式が変わってしまい、以前のものが同じ様に起動しなくなることだ。

新しい事を試すには、バックアップの重要性はいつも、何度も語られてきた話題だ。しかし、バックアップを取る手間も、元に戻すのもそんなに簡単ではない。

しかし、FreeBSD ではこの様な短期的な作業では、簡単に疑似バックアップを行う方法がある。ファイルシステムの階層を他にくっつけてしまう、unionfs である。

HOME を /export につくってある。そこで、新しい ports を試す前に、/export の上に unionfs で被せて、/export への書き込みを一切阻止する。


$ mount /export
$ mkdir /tmp/export
$ mount -t unionfs -o masquerade,noatime
$ df 
/dev/ad4s3             28464378 27619310  275782    99%    /export
<above>:/tmp/export    28972008 28571838  359560    99%    /export
試用期間は大体三十分から一時間位で、一人だけなので /tmp を使っている。用途、時間、人数に合わせて、他の場所を準備する必要はある。
[current/stable]
[FreeBSD]
[fs]
[ports]

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